FP3級を実質10日ぐらいで合格した話−午後・実技編−

FP

FP3級(3級ファイナンシャル・プランニング技能検定)の午後試験を2日間(一夜漬け)で合格したよというお話です。
※わけあって午前と午後を別日程で受験しています。午前試験は1週間ぐらいの勉強で合格しているので実質10日間ぐらいでFP技能士になりました。
午前試験についての詳細は午前編(後日掲載予定(?))をどうぞ。

概要(試験機関について)

 FP試験を実施している機関は2つある

 2020年1月度の試験を受験しました。FP試験は厚生労働大臣指定試験機関である2つの団体が実施しています。すなわち金融財政事情研究会(金財)と日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)の2団体から選べます。それぞれ受験できる分野が異なり、出題範囲も出題形式も異なります(午前は同じ問題が出る)。金財だと「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」のいずれか、FP協会だと「資産設計提案業務」を受験することになります。自分はFP協会(資産設計提案業務)の方を受験しました。

 「金財」と「FP協会」どちらを選ぶべきか(なぜFP協会を選んだのか)

FP協会を選択した理由は、いくつかあります。

 単純に過去の合格率が高い

 2019年に行われた金財の午後試験(3級)の合格率は約40-50%ですが、FP協会ですと80%程度です。数字だけでいうと大きな違いです。
 ※厳密に言うと合格率が高い方が問題が簡単とは限りません。なぜなら所属する学校・企業等で半ば強制的に受験させられ、「受かる可能性は低いけど仕方なく受ける層」やモチベーションが低い層が一定数存在する可能性が否定できないからです。

 将来役に立ちそう

 過去問を見るとわかるのですが、FP協会の問題のほうが図表や新聞記事を読み解くなど、若干実務(実生活)に寄っている様に見えます。
ただそれが問題の解きやすさにつながるかというとそうとも限らないと思うので、受験される方は一度両方の公式サイトで過去問を見てみるとよいかと思います。

 前回受けたのが2019年9月、このときは午前しか受けていないのですが、内容はもうほとんど覚えていません。実質1からのスタートとなりました(なんとなくイメージはあるのでゼロからではない)。

使ったテキスト

 9月受験時に買ったテキストを使用しました。

 テキスト

テキスト(参考書)はこちらです。

みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

重要な部分だけを切り出して載せているイメージでまさに「板書」といった感じです。ここだけ覚えておけば問題が解けます。

 問題集

問題集もテキストと同じシリーズから。

みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

 午後試験(実技)の問題も金財・FP協会の各業務分野の出題形式に合わせた問題が入っているので効率的です。(「日本FP協会」と書かれた問題のみを解くことができます。)
 午前も午後もこれ1冊で大丈夫です。
 ちなみに今回はぎりぎり1周できました(本当はせめて2週したいところですが…。)

学習スケジュールと勉強時間

 スケジュールもへったくれもあったもんじゃありません。勉強はじめたのが前日1/25(土)15時からでした。学習時間は多めに見積もって20時間程度でした。

今回の作戦・学習方法

 なにせ時間がないので作戦が必要です。

 100点でなくギリギリ合格を目指す作業法

 もはや勉強法ですらありません。もちろん身にはつかないのでおすすめできません。
まず2,3時間でテキストを眺めます。途中で引っかかってはだめです。「単語が目に入る」レベルでどんどん次に進みます。
 一通り眺めたら早速問題を解きます。当然全然わかりません。そのタイミングで初めてテキストに戻り、該当箇所とその前後を読みます。その際は以下を意識します。

 ノートを取らない作らない

 ノートを作っていてはすべての範囲が終わりません。今回は短期記憶だけで勝負するので、手間をかけて脳に定着させている暇はないのです。直前に見直す用にテキストに折り目をつけて(いわゆるドッグイヤー)、線を引いて、必要であれば1,2行だけ書き込みをして次に進みます。

 間違った問題に印をつける

 直前に見直す用に、間違った問題に印をつけます。余裕があれば勘で正解した問題にも印をつけます。ただし時間が本当にないときは勘で正解した問題はパスします。勘で正解した問題は、数時間後の試験でも勘で正解する可能性が高いからです。

 数式/公式は覚えない

 この期に及んでは、数式や公式はよほど簡単なもの以外は暗記しません。貴重な短期記憶のリソースを使って式を覚えても、それで正解できる問題は多くて1問です。
 そのリソースを他の知識問題を覚えることに割り振ります。式を覚えていないことで計算問題は正解できない可能性が上がりますが、選択肢側からメタな解き方※をすればある程度は正解することができるのです。
 ※「明らかに小さい・大きい数字を除外する」「回答を代入すると、問題の他の部分が辻褄が合わなくなる選択肢を除外する」など。怪しい方法ではマークの並びや割合を見るというせこい方法もある。

当日の流れ

 あくまでFP協会実施試験(資産設計提案業務)の場合です。

 試験開始まで

 試験を実際に受ける教室には30分前まで入室できません(受検票に明示あり)。あんまり早く行くと、立って待つことになります。会場によっては暑い/寒いこともあるので要注意かと思います。
 ただ、行ってみたら会場は大学のキャンパスであることが多々あります。会場の入り口(門)から実際に問題を解く教室までがべらぼうに遠いこともあるので、あまり直前につくのも考えものです。このへんはちょっと悩ましいところですが、万全を期すなら結局早く行くしかなさそうです。
 午前試験(学科試験)は合格していたため試験免除でした。午後から会場に向かったのですが、意外と午後から受ける人が多くてちょっと安心しました。駅から人並みに乗っていれば自然と会場にたどり着きました。

 試験本番!

 試験時間は午後は60分間、スピード勝負です。とは言っても落ち着いて解いても30分ぐらいで終わります。今回に限っては早く解かないと覚えていたことを端からどんどん忘れていくので慌てて解きました。
 試験時間中の途中退室は認められていないので終了時間まで何回も答えを見直しました。

結果と所感

 結果は85点(100点満点)で合格でした!自己採点ともほぼ同じだったので納得の結果です。

 予想問題集ちゃんとやっとけばOK

 お金の話に普段から関心のある人、保険・証券・銀行・不動産などそれぞれの業界で働いている方は、いきなり予想問題解いた方が効率が良いような気がします。(ただし普通は午前(学科)の勉強を先にしているはずなので、いきなり午後の問題集に手を付ける人は必然的に少ないと思われます。)
 出題傾向としては過去問とそんなにブレないイメージです。新傾向の問題は少なく、勉強したそのままの問題とほぼ同じ問題が出る感じです。ある意味、範囲が広く問題数が多い午前の試験より対策は簡単かもしれません。

 「8問も間違えていい」の心意気

 これはFP試験に限った話ではないのですが、問題数が少ないと一問も落とせないような、妙にプレッシャーがかかっているような気持ちになることがあります。試験本番においてあんまりプラスにはたらかない考え方なので、むしろ6割合格でいい、20門中8問も間違っていいんだというマインドで望んだ方が気楽です。そうすれば一夜漬けでも受かったりします。

今後について

 FP2級の受験資格の一つに「FP3級合格者」があるので(今度はちゃんと勉強して)受けてみたい気持ちはあります。が、新型コロナウイルスの影響により各種検定試験が軒並み中止になっており、今のところどうなるかわからないので、一旦様子見しています。
 それではまたいずれ!