業界全く関係ないサラリーマンが趣味で日本化粧品検定2級(2019年5月26日)を受験した話です。
勉強法や使用した教材、そもそもなぜ受験したのかについて記載しています。
実際に受験した当日の流れや感想は以下に記載しています。
そもそもなぜ受けたのか
一言でいうとなんか面白そうだからです。
化粧って面白そうじゃない?
特に何か建設的な理由があるわけではありません。(今後は男性も化粧をする時代が来ると思いますので、なにかしらの役には立つかもしれないとは思いますが、それは今回の受験にあたっては副次的な理由に過ぎません。)
化粧品ってなんか面白そうじゃないですか?いろんな種類があって、値段も(どんな理由によるものかはわからないけど)ピンキリで、いろんな段階を踏んで膨大な組み合わせの中から君だけの顔を作ろう!みたいな。背景には化学的あるいは心理学的な背景や歴史があって、薀蓄が好きな僕のような男性がちゃんと勉強したら面白いと思うんですよね。しかも世の女性(=人口のかなりの割合の人)がメイクのことを共通言語としてある程度語れるのに、自分がそれについて知らないのはなんか損してる気がする。人が知らないことを知りたいが、人が知ってることはなおさら知りたい。
そんな感じの好奇心から受験に至りました。
勉強してみたら、案の定これが結構面白かったです。
いわゆる「メイク」については、現状役に立つことはないけど知識として面白かったのですが、それ以外にも肌の構造とか、ニキビの予防の仕方とか、日焼け止めの正しい使い方などなど生物の勉強あるいは生活の知恵として有益な情報を得られました。現にテキストを読んでから、風呂上がりにちゃんと化粧水を使うようになったので肌の調子がよくなりましたとさ。
受験した女性にきいてみたいこと
テキストに出てくる知識が一般的にどういう扱いなのか聞いてみたいですね。
「こんなん当たり前やろ」なのか「いや、理論上はそうだけど現実はそううまくいかないよ!」なのか「へー!全然意識したことなかった!知らなかった!」なのか。そのへんの現実への即し具合(?)が全くわからないのです。
受験された方は教えてください!
試験の概要
試験日程・申し込み方法・受験料
次の試験日は2019年11月24日です(2019年7月時点)。申し込みは公式サイトより 受験料は2級6,480円、1級12,960円です(消費税率8%の場合)。ちなみに3級は無料でwebから挑戦できます。
また早めに申し込むと早期申込特典として20問の予想問題集がもらえます。
僕はこれだけやって合格できたので、資格取得を考えている方はもらわない手はないのでは無いでしょうか。
試験の特徴
四択×60問のマークシート
よくある四択が60問です。試験慣れしている人なら消去法で選択肢を2〜3に絞れます。
公式テキストの知識を問われる
他の「公式」のテキストがある資格試験と同様、テキストに載っていることからしか出ません。しかもテキストは重要なポイントを赤字で記載してくれる親切設計なので、本気でやろうと思えばよほどのことがない限り合格できるものと思われます。
学習時間・学習方法
<時間>丸一日頑張ればぎりぎり合格できる!
今回は前日半日+αだった
早々にテキストは買ってパラパラめくってみたものの、本腰を入れて「勉強」したのは試験前日の半日だけでした。合格点である70%にギリギリ到達できるだろうという感触です。
本当は問題集も解きたいところ…
趣味で(適当に)受検するのではなく、お仕事や学校の勉強など真面目に合格しなければならない場合は、当然問題集を一通り解いた方が良いでしょう。
公式問題集をちゃんと見たことがない(後述)ので物量がわかりませんが、全部含めて25時間程度確保できれば余裕をもって合格ラインに達するのでは無いでしょうか。
<方法>テキストの赤字を暗記せよ!
セオリーどおり公式問題集から出るぞ(多分)
先に述べたとおり、テキストは出るところがわかりやすく赤字になっています。比較的暗記しやすいのではないでしょうか。
今回はテキストのみで、問題集を買っていませんでした。早期申込特典の予想問題集だけをやって臨みましたが、だいぶ同じ問題や類題が出ていましたのでおすすめです。試験終了後に周囲の人が公式問題集を読んでいるのをのぞき見たところ、こちらからも同一あるいは似ている問題が出ているように見えました(多分)。
なので合格を目指す人はセオリー通り、一通りざっとテキストを読んだ上で、早々問題集にとりかかり、間違えたところはテキストに立ち戻って確認する方法がベストな学習法のようです。
肌悩み毎の有効成分が暗記のキモ
暗記していく中でちょっとむずかしいと感じたのが有効成分の暗記です。漢字ではなくカタカナなので、なんとなくニュアンスで覚えることができません。
たとえば、ニキビ予防における医薬部外品の有効成分のうち、抗炎症効果のある植物由来成分といえば?グリチルリチン酸ジカリウムです。殺菌効果、角層剥離・溶解効果がある成分といえばサリチル酸、レゾルシン、イオウなどがありますが、これらの効果に加え抗炎症効果もある成分という問いですと、サリチル酸のみが該当します。
それでいて、おそらく(予想ですが)「乾燥/ニキビ/毛穴/シミ/くま/しわ・たるみ」のうちいずれか2、3項目は必ず出題されると思われますので、それぞれの原因別の有効成分、あるいはどういう効果を持つかを組み合わせて覚える必要があります。
学生のテスト勉強と同様ノートなりカードなりを工夫して丸暗記することが必要になってくるでしょう。(ただし完璧に覚えても出題配分的にはコスパが高くないので、毎日スキマ時間でちょっとずつやるなど、やり方にも工夫が必要かもしれません。)
数字は意外と細かく聞いてくる
数字(とその単位)が赤字になっている部分は意外と細かい部分を聞いてきます。
0.1なのか、0.01なのか。あるいはμm(マイクロメートル)なのかnm(ナノメートル)なのかなど。ふんわり覚えていても試験本番で思い出せるのですが、余裕があればテキストに記載されている通りの値をきっちり覚えるほうが安心です。
使用教材
公式テキスト
公式サイトまたはAmazon等でも購入可能です。
日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書(Amazon)
公式問題集(不使用)
私は購入していませんが、あった方が確実に合格への近道です。
公式サイトでしか取扱がないようです。
実績(試験結果・平均点・合格率)
合格しました!
以上です。試験の採点内容の詳細は通知・公表されません。
もし不合格だった場合、どこを間違っていたのか、どこが理解できていてどこができてなかったのかは主観でしかわかりません。検定試験としてはやや不親切ですね…。
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